2011年6月9日木曜日

ヘルシースクール講演会

6月7日(火)、市川市生涯学習センター グリーンスタジオで
市川市教育委員会が主催する
ヘルシースクール推進協議会が行われました。

市内の幼稚園、小・中・特別支援学校の先生2名と保護者1名が参加し
学校と家庭、地域が一体となって
健康教育の在り方についてを考えるもので
七中からも保健主事の先生と養護の先生、
PTA本部から1名が出席してきました。

メイン講演は、東京女子大学教授の前川あさ美先生による
「災害時における子どもたちの心のケアについて」。



3月11日に発生した東日本大震災の影響で
不安定になりがちな子どもたちへの対応の仕方を
いろいろな症例を挙げて説明してくださいました。



1時間半以上にわたる講演があっと言う間に感じるほど
内容の濃い講演でした。

ここでは印象に残った言葉や内容を簡潔にご紹介したいと思います。

・トラウマは直接体験だけでなく、目撃などの間接体験でも生じるので、テレビなどの映像刺激には注意を要する

・PTSD(不安障害)の症状は、トラウマ体験して数ヶ月~数年経過して初めて見られることもあるので、理解されず苦しむことがある

・トラウマを体験した、思春期の子どもに出る主な症状
 ○無力感、それからくる自己評価の低下
 ○大人への反発、依存への抵抗、不信感から親や大人を避ける
  対応は⇒背後にある不安を理解した上で、
        無理のない責任や役割を提供し
        助け合うことの喜びや達成感を与える(自己評価を高める)

・「頑張れ」よりも「頑張ってるね」
 「そんな気持ちになって当然だよ」
 「苦しかったね」と受け止めることが大切

あれから早3ヶ月が経ちました。
今回の震災で傷ついているのは子でもだけではありません。
大人も傷ついていますし、それは心が弱いからではなく当然のこと。

その気持ちや不安を、子どもの前だからと無視しないで認め
気分転換や小休止を自分に許す、
弱音を吐く場を作っておくなど
ケアをする大人が自分を大切にすることが大事と
前川先生はおっしゃっていました。

心のケアのゴールは
怖かった出来事や体験を、自分の思い出の一部にしていくこと。
後から思い起こしても自分がおびやかされないこと。

そのためにも、これまで以上に
前述の目的の通り、学校と家庭・地域が一体となって
じっくり取り組むことが重要だと思いました。

講演会当日、参加した保護者へ
臨床心理士でもある前川先生が監修したリーフレットが配られました。
内容は以下からご覧いただけます。
http://hello-dream.com/p4smiles/kokoro.html