2018年7月4日水曜日

七中後援会

6/29(金)七中後援会がありました。
PTAのOBと現役が集う懇親会です。
OBつまり元校長、元教頭、元PTA役員が17名、現役つまり現校長、現教頭、現PTA役員が11名の総勢28名が集まり、近年の会では一番多かったようです。
現役の気持ちとしては、OBとの交流を楽しみたいというより、本校に貢献された先輩方に失礼がないか、楽しんでいただけるかどうかが一番気になるところ。
従ってスタート時には多少の緊張もありましたが、やはりOBの皆さんは魅力のある方々ばかり。
現役のことを大いに応援してくれます。
会は盛り上がり、OBに楽しんでいただけただけでなく、現役も十分に楽しませていただきました。

会では一人ずつ近況報告をお願いしたのですが、元PTA会長(以下、元会長)がとても素晴らしいお話をしてくださいました。
元会長のお嬢さんは本校在学中に不登校になり、元会長は2年生のときに転校させるなどして対応したそうですが、結局中学校はほとんど通えなかったそうです。
しかし元会長は、あのとき不登校になって本当に良かった、不登校のおかげだとおっしゃったのです。
現役、OBの教育者を前にして「学校に行かなくて正解」と言ってしまうのも愉快ですが、皮肉でも冗談でもなく本心からの発言でした。
お嬢さんは、不登校になってから英語の勉強を始め、そしてビデオ等の映像の編集を独学したそうです。
その努力が実り、現在は外国の大学でその方面の勉強をして人生を謳歌しているとのこと。
もしかしたら娘はこのまま外国に居ついちゃうかも、とおっしゃる元会長は本当に幸せそうでした。

不登校の渦中にあるときは、お嬢さんはもちろん元会長もご家族も本当に苦しんだことでしょう。
でも、苦しみが大きかったから、お嬢さんもご家族も諦めずに「あがいて」頑張ったのだと思います。
不登校は「不幸」ではなかったんですね。

PTA会長 杉谷


後援会の参加者の皆様