皆様、コミュニティ・スクールという言葉を聞いたことはありますか?
簡単に説明すると、学校と地域とが連携し、学校の運営に対して地域が積極的に関わることを目的として作られた新しい仕組み・制度です。
そして、これを運営する協議会は、校長先生と先生方が学校側として、自治会長等が地域側として参加し、元校長先生等の学識経験者も参加しています。
PTA会長である私も、地域側かつ保護者側として参加しているわけです。
ところで、地域が学校運営に関わるだけであれば、以前の制度、つまり学校評議員制度でもやっていました。
つまり地域の学校評議員が学校の運営について評価をしたり、意見を述べていました。
では、これと一体何が違うのか?
実は、権限の大きさが違うのです。
例えば、委員は、校長が作成する学校運営の基本方針について「承認」することになっているのです。
意見というレベルではなく、場合によっては拒否もあり得るわけです。
また、具体的な学校運営について教育委員会や校長に提案することもできます。
さらには、教職員の任用について、教育委員会に意見を述べることもできるのです。
XX資格を持っている教員が欲しい、XXの経験が豊富な教員が欲しい、等言えるわけです。
すごいですよね。
基本方針を拒否するような場面はちょっと考えにくいですが、教職員の任用について意見したりすることはあり得るかも知れません。
コミュニティ・スクールは、まだ導入したばかり。
協議会に参加しながら、どのようなことができるのか、しばらく様子を見ていきたいと思っています。
さて、このようなコミュニティ・スクールの第1回目の会合が終了した後、楽しいイベントが2つ。
1つ目のイベントは校長室での給食試食会。
久しぶりに食べた学校給食は美味しかったです。
2つ目のイベントは学校行事の参観。
具体的には、体育館で実施された部活動壮行会の参観でした。
部活に所属している3年生達が、部活毎にまとまって最後の夏での活躍を誓う発表をし、これを下級生達が応援するという会です。
学校全体で頑張ろうという雰囲気が出ていました。
子供達にとって密度の濃い夏になることを祈っています。
PTA会長 杉谷