制限はあったものの、校長先生と昔の写真を見ながら60年を振り返り、先輩方への感謝の気持ちを確認しつつ、メインではガーナ出身・日本でマルチに活躍するミュージシャン矢野デイビットさんをお招きし「ちがいを超えてともに生きる」というテーマで講演、これからの時代に希望を感じれる非常に心に残るイベントとなりました。
まずは校長先生のお話から。
60年前の行徳!七中の様子にみんな大歓声。(なんと左上の青い屋根が体育館です!!)
昭和53年頃。最大生徒数は1800人超え!
行徳の発展、七中の歴史に、子供たちも目を輝かせていました。
そして、メインは矢野デイビットさんによる講演。
日本では想像もできないようなガーナでの幼少時代の出来事。多感な時期を過ごした日本での出会いと経験。それらを踏まえて、人を思いやることの大切さ、多様性の中で支えあうことの大切さを、等身大の矢野デイビットさんの言葉で語りかけていきただきました。
壮絶な話もありましたが、その語り口調はとても優しく、穏やかで、子どもたちの心に響いていました。
「自分はそんなつもりはなくても、知らずしらずのうちに誰かの役には立ち、支えになってるのかもしれないんだよ」そういう言葉が心に残りました。
休憩を挟んで、お兄さんの矢野マイケルさんも登壇。
「One Step」「Dream」など心に響く音色と歌詞(ことば)。
日本とアフリカの壁を壊して作る新たなジャンル「JAFRICAN」は、心地よく、そして聞いてる我々・子どもたちに勇気を与えてくれました。
演奏終了後、子どもたちからもいくつか質問がありましたが、それに対しても一つ一つ丁寧に、誠実に答えてくれる矢野ブラザーズの姿、そして多感な時期のこの出会いは子どもたちの一生の宝物になったと思います。
多様化の時代、子供たちにこれからの時代を力強く、 そして思いやりの心を持ち、色んな人々と協奏しながら明るい未来を切り開いていってほしいという想いを込め、イベントの方は無事終了となりました。
開催にご尽力いただきました皆様、ありがとうございました。
次の10年、また100年、子どもたちの笑顔があふれる明るい未来をつないでいけるよう想いをはせつつ、開催のご報告とさせていただきます。